巻き爪・陥入爪
巻き爪は爪が丸くなって曲がった状態をいい、陥入爪は爪が皮膚に食い込んで痛みが生じる状態をいいます。
陥入爪になると、爪が食い込んでできた傷に、細菌が感染して赤く腫れたり、肉芽と呼ばれるできものができたりします。
原因としては、深爪、合わない靴を履いていること、外反母趾などがあります。
治療
巻き爪の場合、陥入爪に進行しないように爪のケアを行うことが重要です。爪は四角い形に切るようにして、深く切り過ぎないようにしましょう。
陥入爪の場合、テーピングによって爪の食い込みを防ぐ処置を行います。
既に感染が起きている場合は抗菌薬の内服や外用を行います。
肉芽が生じている場合には、液体窒素による凍結療法を併用することがあります。
爪の食い込みによって痛みが強い場合や、肉芽の改善が見られない場合には、局所麻酔を行った上で食い込んでいる爪を取り除く方法もあります。