水イボ

子供に多くみられるウイルス性の皮膚感染症です。表面に光沢がある小さな丸いイボのようなものができ、かゆみや痛みはありません。
ただし細菌が入って化膿したり、アトピー性皮膚炎などの基礎疾患がある場合には、痒みや痛みを伴って全身に広がることもあります。

治療

放置しても1年以内に自然に治ることが多いですが、長いと2~3年かかる場合もあります。
治療を行う場合は、局所麻酔のテープを貼ってからピンセットでつまんで取ったり、液体窒素で凍結させる治療を行います。

日常生活での注意点

水イボの中身が皮膚に付着するとそこに感染しますので、いじったり引っ掻いたりすることは避けましょう。
プールの水でうつることはありません。ただし直接皮膚が触れたり、タオル、浮き輪、ビート板などを介してうつることがありますので共用は避けましょう。ラッシュガードなどで、水いぼがある皮膚を覆うのは良い対策になります。
プールの後はシャワーで皮膚をきれいに洗いましょう。
プール以外の時にも、水イボを衣服や包帯で覆って、ご自分や他の子どもが触れないように気を付けましょう。学校を休む必要はありません。